朝日社説ーいつのまにか「米国の核の傘」を是認(嘲)

http://14471.iza.ne.jp/blog/entry/847980
サラリーマンやってる猫の一匹集会所 より
【朝日社説】いつのまにか「米国の核の傘」を是認(嘲) 2008/12/24 21:16

                  • -

12月24日付朝日新聞社
http://www.asahi.com/paper/editorial20081224.html#Edit1
佐藤首相発言―核をめぐる政治の責任
(朝日社説引用略)
『「(日中が)戦争になれば、米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と、核の傘による抑止力を求め、米政府の了解を得ていたのだ。』
『中国の核武装は現実的な脅威だった。核不拡散条約(NPT)もなかった。そんな中、佐藤氏が米国を相手にしたたかな外交を展開していた姿がうかがえる。』
『逆に、核保有論のような合理性に乏しい主張が政治家の間からさえ飛び出す。』
『情緒で核を語るのは愚かしいことだ。佐藤首相の発言に関する資料は、政治に課せられたそんな責任を思い起こさせてくれる。』

                                                                    • -

>情緒で核を語るのは愚かしいことだ。佐藤首相の発言に関する資料は、政治に課せられたそんな責任を思い起こさせてくれる。

核に限らず軍事全般を「情緒で」「語」っているのは朝日新聞だと思うが(嘲)。

>中国の核武装は現実的な脅威だった。

「だった」って、過去形ですか(呆)。「中国様が日本に攻めてくるワケがない!」ですか(呆)。「情緒で」「語」る「愚かしい」奴の典型ですよ、朝日は。
一応は朝日も記事にしてはいますが、事既にここまで至っているのですよ↓。

      • -

asahi.comより
http://www.asahi.com/international/update/1223/TKY200812230254.html
中国、空母建造を「真剣に考慮」 国防省会見
2008年12月23日22時10分
 【北京=坂尻顕吾】中国国防省の黄雪平報道官は23日の記者会見で、中国海軍による空母建造の可能性を問われ、「中国政府はさまざまな要素を総合し、関連する問題について真剣に研究し考慮する」と語った。検討課題となっていることを軍当局として初めて認めた。
 黄報道官は「空母は国家の総合力の体現であり、海軍の具体的な要求でもある」「領海主権と沿海部の権益を守ることは軍の神聖な職務だ」とも語った。
 一方、ソマリア周辺海域の海賊対策のため海軍の駆逐艦2隻と補給艦1隻を派遣することも正式に発表した。
26日に海南省三亜から出航し、自国の船舶や乗組員の護衛などに当たる。派遣先はソマリア周辺海域とソマリア北部のアデン湾で、中国海軍として初の遠洋警備活動となる。
海軍副参謀長の肖新年少将は「国連安保理決議に基づいた非常に重要な活動であり、特殊な意義がある」と語った。

    • -

>「(日中が)戦争になれば、米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と、核の傘による抑止力を求め、米政府の了解を得ていた
>佐藤氏が米国を相手にしたたかな外交を展開していた姿がうかがえる。
>佐藤首相の発言に関する資料は、政治に課せられたそんな責任を思い起こさせてくれる。
>逆に、核保有論のような合理性に乏しい主張が政治家の間からさえ飛び出す。

ということは、朝日は日本が米国の核の傘の下にあることをよしとしていると考えてよいはずです。その代わりに自前の核武装には反対だ、と。
しかし実際には(旧聞ですが)昭和47年元旦付紙面での社論特集「朝日新聞は考える」で日米安保解消を唱えるなど、とてもじゃないですが「米国の傘の下」を是認する態度をとっているとは言い難いですね、朝日は。
沖縄の米軍基地問題にしても、そもそも「米軍出ていけ、安保反対」の極左プロ市民集団一辺倒のスタンスで報道してますし。
佐藤栄作という、もはや歴史上の人物の発言だからこう書いただけであって、仮に麻生首相が明日「(日中が)戦争になれば、米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と発言しようものなら、
「単線・単色の米国追従外交だ!」「中国敵視ケシカラン!」と大騒ぎの社説を書くことでしょう。決して「したたかな外交」などと褒めてはくれませんよ(笑)。