朝日の中国経済万歳記事(その2)

oguoguさんのブログを引用させていただきます。

http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20081023/1224754262
酔っ払いのうわごと2008-10-23 294cc
■[朝日新聞][アジア]人民日報の社説かと思った
中国経済―世界を下支えできるか 
(cache) asahi.com朝日新聞社):社説
http://s03.megalodon.jp/2008-1023-1159-57/www.asahi.com/paper/editorial20081023.html
 米国を震源とする世界同時不況が広がる中で、「世界の工場」中国の陰りが明確になった。国際経済を支えてきた柱の一つだけに、どこまでブレーキがかかるのかが心配だ。 <略>
 中国の減速は世界にとっても痛い。米国では金融市場の混乱が続き、景気の悪化はむしろこれからが本番だ。「少なくとも全治数年」との見方が広がる。
米経済が復調しても、以前のように世界中が対米輸出に依存するのは望ましくもなかろう。となると、どこが世界経済を下支えできるのか。 <略>
 期待されるのがBRICsとよばれる新興国、とりわけ成長著しい中国だ。
いまやGDPで世界4位。2010年代には日本を、30年代には米国を抜いて世界一になるとも予測されている。中国ほど潜在力をもつ国は見あたらない。
同じ新興国でも、ロシアやブラジル、インドの経済規模は、中国の半分から3分の1にすぎない。 <略>
 巨大な人口と潜在的な成長力をもつ中国の動向は、いまや世界全体を左右する重みをもっている。その影響は、貿易や投資・金融の分野はもちろんのこと、資源エネルギー問題から地球環境の保全にまで及ぶ。

 成長を維持しつつ、社会的にも調和がとれ安定した経済へ移行していく。欲張った注文ではあるが、中国にはそんな姿をめざしてほしい。

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よくも、ここまで薔薇色のシナの未来を期待できる物です。仮にシナの農村改革と内需振興が成功して(無理だと思いますけれど)世界経済を支えるとするならば、これほど素晴らしい事は無いでしょう。
しかし、前提が既に間違っています。
社説子は、シナは『世界の工場』だと言っているではありませんか。『世界の工場』が輸入しているのは、生産に必要なエネルギー、部品、そして製造装置です。他国の完成品は、共産党幹部が買うブランド品以外は殆どと言っても良いほど受け入れていません。
それで、どうして世界経済を支える事が出来るのでしょうか。世界が必要としているのは、アメリカに代わる輸出先なのです。
社説子は、シナが輸出一辺倒の政策を改め、途上国のために自国の市場を解放するとでも思っているのでしょうか。今なお、輸出の梃子入れをしようとしているシナが、そのような事をするわけがありません。
市場としても存在としては、朝日新聞が貶めているブラジル、インドの方が可能性はあります。両国とも、昔から地域大国として周辺国からの輸入を受け入れていたからです。つい最近、市場経済を始めたシナとは、そこが違います。
シナに期待するのは、最初から間違いではないのでしょうか。