朝日の嘘つき社説

■朝日社説 麻生首相―言葉が軽い、政権も軽い :
http://www.asahi.com/paper/editorial20081121.html#Edit1

>政治家の発言の言葉尻をとらえて、いたずらに批判するのは本意ではない。

さすがは息をするように平気で嘘をつく新聞w

>一昨日、地方の医師確保の難しさに関連して、首相はこう述べた。
>「(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い。価値観なんかが違う」
>何を言いたくてこの発言になったのかよく分からないが、
>これでは過酷な長時間労働に耐えている病院の勤務医や地域医療に携わる医師たちに失礼だろう。』

ジャーナリズムは、「何を言いたくてこの発言になったのか」推論するのがジャーナリストの役目だろ。
「何を言いたくてこの発言になったのかよく分からないが」なんて言って、
後は言葉尻を非難するのに必死ですな。

社説全文は以下

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麻生首相―言葉が軽い、政権も軽い
 政治家の発言の言葉尻をとらえて、いたずらに批判するのは本意ではない。それを十分わきまえた上でも、このところの麻生首相の発言の迷走ぶりは見過ごすわけにはいかない。
 一昨日、地方の医師確保の難しさに関連して、首相はこう述べた。「(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い。価値観なんかが違う」
 何を言いたくてこの発言になったのかよく分からないが、これでは過酷な長時間労働に耐えている病院の勤務医や地域医療に携わる医師たちに失礼だろう。
 首相の言葉の迷走で思い起こすのは、2兆円もの税金を投入する定額給付金をめぐる発言だ。「全所帯」が対象なのか、一定の所得以下の層が対象なのか。高額所得者に辞退を求めるのか。発言がふらつき、政府与党を巻き込んだ大混乱になった。
 こうした重要な政策の方向性が、政府のトップである首相の発言で混迷するのは、「口がすべった」程度の話とは意味がまったく違う。
 一昨日から昨日にかけて、首相が掲げた二つの政策方針が、党内の猛反発を受けてあっという間に翻された。
 まず、道路特定財源一般財源化に伴い、1兆円を自治体が自由に使える交付税として配分すると述べたこと。そして、10年度からの郵政会社の株式売却について「凍結した方がいい」と明言したことだ。
 自民党の有力道路族議員は「あり得ない。だれも守らない」と公然と語り、党幹部や閣僚から「言葉は大切だ、と申し上げねばならない」などと首相をいさめる声が相次いだ。
 小泉元首相流のトップダウンでことを進めようという狙いなのかもしれない。だが、麻生発言をフォローし、実現させようと党幹部や閣僚が動く態勢にもなっていない。
 だれが政策づくりを主導しているのか。首相は最高責任者ではないのか。司令塔はどこにあるのか。そんな深刻な疑問を抱かざるを得ない。
 自分の人気の源は、華麗な家系らしからぬざっくばらんな語り口にある。首相はそう自信を持っているようだ。「サービス精神が旺盛だから」とも言われる。だが、無思慮に政策を語り散らしてしまっては、首相としての資質に大きな疑問符がつく。
 自民党は、2代続けて首相が政権を放り出した後、なおも世論調査などでの「人気」にすがって麻生氏を後継に選んだ。そうした政権延命の手法の行き詰まりを思わせる事態でもある。
 国会は会期の終盤を迎えて与野党の対立が深まっているし、来月には予算編成や税制改正などで困難な利害調整が待ち受ける。首相はよほどの覚悟で態勢を立て直さないと、乗り切るのは難しいのではないだろうか。