朝日新聞社説:意味のない定型句しか提言できない馬鹿社説

http://www.asahi.com/paper/editorial20081212.html
朝日新聞社説 2008年12月12日(金)付

■書記官事件―揺らぐ裁判所への信頼

●●●朝日の社説 Ver.138 より
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1228345761/l50
> 最高裁は再発防止策を検討している。難題ではあるが、そのためにも捜査当局には動機や背
>景を含め、事件の全容を徹底して解明してほしい。
>そして、すべての裁判所は職員教育のあり
>方を再検討する必要がある。

意味の無い定型文で締める社説子。
バカだねえ。必要なのは教育じゃなく仕組みであろうに。
どんな組織であろうとも、構成員が多くなれば悪いことを考える人もその分多くなる。
清廉潔白 善良な人間だけで造られた組織などありえない。

で、こうやって新聞が『信頼が揺らいだ!!』と煽り、それに共鳴する読者が増えることを以っ て
『ほらみろ信頼が揺らいでいる!!』と踊るわけだ。
『○○への信頼の崩壊』ネタは便利だねえ。やられる業界はたまったもんじゃないけれど。

朝日新聞 社説全文は以下

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書記官事件―揺らぐ裁判所への信頼 
全国の裁判所に舞い込む事件や訴訟は、年間500万件を数える。
そしてひとたび判決などが確定すれば、だれもがそれに従う。それが法によって支配される社会の基本ルールだ。

 ところが、その肝心の判決が偽造されるという事件が起きた。司法の根幹を揺るがす事態だ。

 しかも明らかになってきたのは、深刻な問題となっている振り込め詐欺の上前をはねるような話なのだ。

 振り込め詐欺事件の被害金が入っていた埼玉県内の銀行口座が、警察の要請で凍結された。ところが、この口座の名義人に債権を持っているという人物が、さいたま地裁熊谷支部に口座の差し押さえを申し立てた。それには、債務を支払うように命じる京都地裁の判決が付いていた。

 この判決がにせものだった。だが本物と信じた同支部は銀行に対して、口座を差し押さえ、凍結を解除するように命令した。次にこの「債権者」から銀行に、にせの振り込み依頼書が郵送され、銀行は指定された口座に現金約400万円を送金した。

 被害金を取り戻そうとした被害者が、凍結されている口座に現金がなくなっていることに気付いて裁判所に問い合わせ、ようやく発覚した。

 京都家裁に勤める35歳の男性書記官が、振り込み依頼書を偽造して銀行に郵送した容疑で逮捕された。逮捕直後、書記官は容疑を否認した。警察はこの書記官が判決の偽造にも関与していなかったか調べている。

 驚くのは、判決の偽造がこれだけではなかったことだ。京都地裁のにせ判決は、東京地裁や札幌地裁、大阪府内の簡裁など5カ所にも送られていた。いずれも、さいたま地裁熊谷支部に送られた偽造判決と同じ原告名だったという。同じ手口で、各地にある振り込め詐欺の凍結口座から現金を引き出そうとしたらしい。

 今年6月に振り込め詐欺救済法が施行され、詐欺グループの口座を凍結できるようになった。預金保険機構が公表している凍結口座の番号と名義人名が、悪用された可能性がある。

 全国の裁判所に約9千人いる書記官は、裁判の関係書類を作って保管する権限を持っている。裁判官といえども、記録は書記官から持ってきてもらって見る。

 6年前にも、書記官が債権差し押さえ命令書を偽造したとして逮捕された。書記官が専門知識を悪用する気になれば、法秩序を混乱に陥れるようなことができてしまう。

 最高裁は再発防止策を検討している。難題ではあるが、そのためにも捜査当局には動機や背景を含め、事件の全容を徹底して解明してほしい。そして、すべての裁判所は職員教育のあり方を再検討する必要がある。