「かんぽの宿」売却:競争入札と随意契約の区別さえ知らずに、偉そうに社説なんか書く朝日新聞

http://blog.goo.ne.jp/jin1ro/e/5ed6065186ff963ddf03ebf29591e7fd
須藤甚一郎ウィークリーニュース!525号 より
かんぽの宿」売却で背任罪か&目黒区議会の予算委員会で問題質疑!
2009-03-16

★「かんぽの宿」の売却責任者をオリックスは、運営会社の副社長にするはずだった!
これでは背任罪だ!

かんぽの宿」の不正売却については、何度の取り上げてきた。日本郵政オリックス不動産がで“出来レース”だった、とんでもない証拠が明らかになった。なにしろ「かんぽの宿」の入札審査の責任者である事業部長・福本誠という男を、オリックスは売却後の運営会社の副社長にすることになっていた、というのだ。

こんなインチキがあるもんか。オリックスは「おまえを副社長にしてやるから、うちに安く売れよ」と画策したのだろう。福本というヤツを背任罪で監獄にぶち込め。そう、オリックスの宮内も共犯でぶち込めばいい。
こんなビッグニュースなのに、新聞は反応が鈍い。記事にしていない新聞もある。
朝日新聞のネットニュースを紹介しよう。

★“出来レース”の動かぬ証拠だ!

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オリックス、郵政の部長を新会社に勧誘 かんぽの宿問題
2009年3月13日21時43分

日本郵政の「かんぽの宿」売却を巡り、落札したオリックス不動産が日本郵政の入札担当幹部を運営会社の副社長として招く案を提示していた。入札の公正さに新たな疑問が浮上し、西川善文社長は「極めて不適切だった」と陳謝した。鳩山総務相は「出来レース」批判を強めている。

13日の衆院総務委員会で原口一博氏(民主)が取り上げた。この担当幹部は旧郵政省出身で日本郵政宿泊事業部長の福本誠氏。入札審査にあたっていた。売却後、オリックスは、福本氏を新たな運営会社の副社長に迎える提案をしていた。原口氏は「すりあわせをしないとこんなことはできない」と批判した。

西川社長は「通らないと思う」「具体的な人名を提案するのは極めて不適切。人事の問題もあり、訂正しろといって止めるのが筋だと思う」と答えた。
鳩山総務相は「これを出来レースと言わなければ、世の中に出来レースはない。競争性のない随意契約だったというのが総務省の印象だ」と答弁した。

原口氏は同日の委員会で、かんぽの宿の従業員の雇用問題も取り上げた。
入札では最終的にオリックスと、ホテル運営会社のホテルマネージメントインターナショナル(HMI、神戸市)が競い、日本郵政オリックスの方が有利な雇用条件を示した、と説明してきた。原口氏は、オリックスとの契約書では620人の正社員のうち550人のみ記していたのに、HMIは全員採用を提案し、日本郵政の説明と異なると主張した。

また、旧日本郵政公社が05年に総額163億円で60物件を一括売却した件も、質問した。一括売却の必要性を検討する内部の委員会が1回しか開かれず、結論が出ないまま3カ月後に公社は一括売却を決めていた、と指摘した。これに対し、日本郵政は「メンバーから個別に了承を得た」と答弁した。
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朝日新聞は、この記事を掲載しながら、昨日(3月15日)には、鳩山邦夫総務大臣が、「かんぽの宿」の売却に待ったをかけたのは、パフォーマンスだったなど、的外れなことを三流政治評論家にいわせているのだから、あきれるよ。
最初、朝日は「公正な競争入札が行われたのに、なぜ鳩山大臣はイチャモンをつけるのか」といった論法で悪徳業者のオリックス日本郵政を擁護した。バカにもほどがある。競争入札随意契約の区別さえ知らずに、偉そうに社説なんか書いたヤツのツラを見たいよ。さぞ阿呆ズラだろう。