『天皇会見問題—政治主導をはき違えるな』:『天皇の政治利用』に全く触れない卑怯な朝日社説

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読むと錯乱する不穏なブログ
さすが朝日新聞(笑)
12/17日づけの朝日新聞の社説に『天皇会見問題—政治主導をはき違えるな』とあった!
ななっ… そんなはずはない…。
あの…あの朝日新聞に限って、そんな社説を書くとは…
日本を代表する左翼新聞社、朝日新聞もさすがに天皇特例会見に触れざるをえなくなったか?
さてさて、、どのように書いているのかな?
もうホント、ワクワクドキドキで社説を読んでみる。
ぬぁぁぁああああ ━━Σ(゚д゚;)━━!! あああああああ
さ、さすがだ!!!さすがすぎる!!!あっぱれだ!!
左巻き築地おどり(あっぱれ! 朝日新聞(笑) (WAC BUNKO) を参照してください)は、なおも健在だ!!!
なぜならこの社説、この天皇特例会見で最も重要で肝心な

天皇の政治利用』ということに全く触れてない!

社説は終始徹底して、小沢一郎宮内庁長官のやりとりの事実と、小沢一郎の高圧的な態度に対する批判だけである。
一ヶ所、『1カ月を切れば政治利用で、それ以前ならそうではないのか。』とあるが、『か』で終わっており、主張を言い出すかと思ったら、ただの独り言のようだ。
もう、さすが、としか言えない。
実は、習近平氏が来日している時に、台湾の民進党主席も来日していたのだが、民進党主席が中国の傲慢さを非難したことについてはもちろん触れていない。そんなことまでは期待していなかった。
ただ、私は、植草一秀氏のように、『自民党政権から天皇の実質、政治利用ということはあったわけだし、今回の会見も国事行為に準ずる行為だから問題はない』などと、中国重視の姿勢をとると思っていた。
しかし、それを言ってしまうと読者が他新聞に逃げてしまうと思ったのだろう。
結果として、最も肝心な部分にノータッチであり、国語のテストで書いたら大減点な三角をもらいそうな文章に収まった。
左旋回朝日はこの冬もたくましく生きており、ある意味安心した。
朝日新聞批評で生計を立てているジャーナリストは、今後もまだまだ飯が食っていけそうだ。

朝日社説全文は以下
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天皇会見問題―政治主導をはき違えるな 天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見に対し、宮内庁長官が政府の方針に異議を唱えたいのなら、辞任してからにすべきなのか。

 民主党小沢一郎幹事長が「辞表を提出した後に言うべきだ」と、記者会見で羽毛田信吾宮内庁長官の行動を激しい言葉で批判した。

 政府が外国要人を天皇と会見させたい場合、1カ月前までに宮内庁に申し入れるのが慣例なのに、今回は1カ月を切っていた。だから宮内庁は断ったが、平野博文官房長官鳩山由紀夫首相の意を受けて「日中関係の重要性にかんがみて」と重ねて要請し、実現させた。そんな経過をたどった。

 論争の焦点は、憲法である。羽毛田氏は、政府の対応は憲法に照らして問題ありとの立場だ。

 「国政に関する権能を有しない」象徴天皇の国際親善は、政治とは切り離して行われるものだ。そのために、相手国の大小や重要性で差をつけず「1カ月ルール」で対応してきた。中国は大事だからとそれを破るのでは天皇の政治利用になりかねない、と訴える。

 1カ月を切れば政治利用で、それ以前ならそうではないのか。習氏の訪日自体は前から分かっていたろうし、政府の内部でもっとうまく対処できなかったのか。首をかしげたくなる点もないではない。

 それでも羽毛田氏にとって、いわば政治の横車で1カ月ルールがねじ曲げられるのは、憲法天皇のあり方にかかわる重大問題だということだろう。

 一方の小沢氏は、官僚がそのような憲法解釈をして、政府にたてつくような発言をしたことに反発した。

 小沢氏の理屈はこうだ。役人がつくった1カ月ルール金科玉条のように扱うのは馬鹿げている。役人が内閣の指示や決定に異論を唱えるのは、憲法の精神や民主主義を理解していないとしか思えない――。

 政治家が内閣を主導し、官僚はそれに従うというのは確かに筋は通っている。しかし、だからといって反対するなら辞表を出せと切って捨てるのは、権力者のとるべき態度として穏当を欠いていないか。

 民主党は、政府の憲法解釈のよりどころとなってきた内閣法制局長官を国会で答弁できないようにする法改正を目指している。憲法解釈は政治家が決める、官僚はそれに従えばいい、という発想があるようにも見える。

 宮内庁内閣法制局はその役割として、憲法との整合性に気を配ってきた専門家だ。その意見にはまずは耳を傾ける謙虚さと冷静さがあって当然だ。

 政治主導だからと、これまでの積み重ねを無視して好きに憲法解釈をできるわけではない。まして高圧的な物言いで官僚を萎縮(いしゅく)させ、黙らせるのは論外だ。はき違えてはいけない。