「シリアに言うなら、中国にも言えよ 朝日社説のダブルスタンダードぶり」(日本の夜明けを見てみたい)より

http://philosophia77.blog133.fc2.com/blog-entry-70.html
日本の夜明けを見てみたい 2012-06-01    
シリアに言うなら、中国にも言えよ 朝日社説のダブルスタンダードぶり  より

今朝の、朝日社説「虐殺のシリア―市民の命のために動け」について、ひとこと。

 「シリアで、軍の砲撃などで一つの村で一晩に市民100人以上が殺された。政府による市民の虐殺であり、国際社会の早急な対応が必要だ。
 シリア問題で安保理は「民間人保護」の原則に立ち返って、改めてロシア、中国を説得し、政権に暴力停止を義務づけるような実効性のある決議を採択するために動くべきだ。」

そうなのだが、
お隣の国で、同じこと、いや、もっと根本的な「市民」への弾圧、ジェノサイドが行われているわけで。

2009年7月5日には、新疆、ウイグルにて、大規模な虐殺「事件」がおき、中国政府側の発表でも200人、亡命ウイグル人の組織「世界ウイグル会議」によれば、3000人ものウイグル人が殺されたという。

先日も、
+++++++++++++++++++++++++++++++
チベット族、相次ぐ焼身自殺 中国政府が情報統制強化

 中国チベット自治区ラサで27日午後、チベット族の2人が焼身自殺を図った。中国のチベット族居住区で中国共産党の統治に抗議し焼身自殺を図った人は、2009年から今回で37人となった。ラサの治安当局は今回の事件後、携帯電話やインターネットを制限するなど警戒レベルを上げた。

 国営の新華社通信によると、2人が焼身自殺を図ったのはラサ中心部の観光客も多いジョカン寺そばの通り。チベット仏教の僧侶らが巡礼に訪れる有名な寺で、08年には寺の前の広場で起きた大規模な騒乱で多数の死傷者が出た。2人は四川省甘粛省から来たチベット族で、1人は死亡、もう1人の容体は安定しているという。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアなどによると、2人が体に火を放った後、すぐに治安部隊が駆けつけて2人を運び去り、何も起こらなかったように痕跡を消した。現場には武装警察が出動しているという。
http://www.asahi.com/international/update/0528/TKY201205280413.html?ref=reca

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

抗議デモを「暴力犯罪」と扱い、僧侶による焼身自殺を「テロ」だという中国共産党
そんなこと、あるかい!
同じ言論を、チベットウイグルを弾圧する中国に対しても向けるべきではないのだろう?
それらは、すべて中国「国内」の問題で、内政に対しての「口出し」になるから、できないとでも言うのだろうか?
でも、それって、シリアとどこが違うのだろうか?
「小国」には言えて「大国」には言えない? 
客観報道で逃げるだけですか? ロイターの記事流して、お茶をにごすだけですか?
ジャーナリズムではないわね。それじゃ。