朝日新聞社説「かんぽの宿―筋通らぬ総務相の横やり」憎き鳩山・憎き麻生政権が白というなら黒、黒というなら白と書く

http://www.asahi.com/paper/editorial.html#syasetu1
朝日新聞社説 2009年1月18日(日)付
かんぽの宿―筋通らぬ総務相の横やり

●●●朝日の社説 Ver.139 より
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1231449353/l50

かんぽについての社説は鳩山の法相時代の「死に神問題」を未だに根に持っての
イチャモンとしか思えない

憎き鳩山・憎き麻生政権が白というなら黒、
黒というなら白と書く社の方針が徹底してるな。
異議がないのは選挙前の増税打ち出しだけw

自民党政権批判の一環としか見えないのが悲しいね。
審判がプレーヤーになってはいかんのだが、いつもそれをやってる新聞には分からないわけだ。

かんぽの宿の社説は、逆だったら
癒着があったにちがいない、とかなんとかいって絶対批判してるw

逆に考えるんだ。朝日が反対しているからこそオリックスへの譲渡は
出来レースだったと。

オリックス宮内義彦は小泉構造改革の積極的推進者であり時の政府にも協力してきた。
かんぽの宿払い下げは郵政民営化の結果であり、小泉構造改革そのものだ。
そして小泉構造改革を支持し推進した結果自らが利益を得る。

>なぜ規制改革・民間開放推進会議の議長を長く務め、
郵政民営化を支持していた宮内義彦氏が率いるオリックスに売るのか。
>「国民が“出来レース”と見る可能性がある」として、

鳩山の言うことこそもっともだ。
オリックスに払い下げる事は、特定の企業と、政府自民党の癒着である。
到底許し難い。「事務所費」程度であれほど目くじらを立てた朝日新聞である。
これを問題視しない感覚こそおかしい。

社説全文は以下

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かんぽの宿―筋通らぬ総務相の横やり 日本郵政が全国にもつ宿泊施設「かんぽの宿」をオリックス不動産へ譲渡する話に対し、許認可権をもつ鳩山総務相が「待った」をかけている。

 日本郵政西川善文社長から説明を受けたが、鳩山氏は「納得できない」という。だが、理由が不明確で納得できないのは、鳩山氏の「待った」の方ではないのか。許認可という強権を使い、すでに終わった入札結果を白紙に戻そうというのなら、その根拠を明示する責任はまず鳩山氏にある。

 かんぽの宿は年間200万人ほどの利用があるものの、赤字続きだ。郵政民営化から5年以内に譲渡するか廃止することになっていた。

 日本郵政は前任の増田総務相が認可した08年度の事業計画にかんぽの宿の譲渡を盛り込み、昨年4月から入札手続きに入った。27社が応札し、2度の入札でオリックスに決まった。

 全国の宿70施設と社宅9カ所を一括して約109億円で売却する。資産の帳簿上の値打ちは141億円だが、借金を差し引いた純資産は93億円。落札価格は、これを16億円ほど上回る。

 鳩山氏が問題だと指摘するのは次の3点だ。なぜ不動産価格が下がるいま売るのか。なぜ一括売却なのか。なぜ規制改革・民間開放推進会議の議長を長く務め、郵政民営化を支持していた宮内義彦氏が率いるオリックスに売るのか。「国民が“出来レース”と見る可能性がある」として、譲渡に必要な会社分割を認可しないという。

 これに対して西川社長が説明した内容は、しごくもっともに思える。

 赤字が毎年40億〜50億円あり、地価が急上昇しない限り、早く売る方が有利だ。一括売却でないと不採算施設が売れ残り、従業員の雇用が守れない。全国ネットとした方が価値も上がる。最高額で落札し、雇用を守る姿勢が最も明確だったのがオリックスだ――。

 鳩山氏は譲渡価格109億円が適切か総務省に調査させるという。だが調査する前から「納得する可能性は限りなくゼロに近い」とも発言している。

 これはとうてい納得できない。明治時代の官業払い下げならいざしらず、競争入札を経た結果に対し、さしたる根拠も示さずに許認可権を振り回すのでは、不当な政治介入だと批判されても抗弁できまい。

 宮内氏は規制緩和や民営化を推進してきた。官僚任せでは構造改革が進まないため、当時の政権が要請したものだ。過去の経歴や言動を後になってあげつらうのでは、政府に協力する民間人はいなくなってしまう。

 自民党内では、郵政民営化の見直しの動きが続いている。鳩山氏はこれとの関連の有無について言及していないが、もしも「待った」の真意が民営化策の見直しにあるのなら、正面から堂々とそちらの主張をするべきだ。