『前原外相辞任―いつまで続く泥沼か』:朝日のあきれかえるダブルスタンダード社説

2011年03月08日(火曜日)付 朝日新聞社
■前原外相辞任―いつまで続く泥沼か
■前原外相辞任―外国人と政治献金
http://www.asahi.com/paper/editorial20110308.html

●●●朝日の社説 Ver.156 より
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mass/1298432942/l50

208 :文責・名無しさん :2011/03/08(火) 05:32:52.85 ID:x/+371QD0
■前原外相辞任―いつまで続く泥沼か
>ただ、政権打倒の「政局」政治に傾くあまり、国民の暮らしを犠牲にし、国益を損なうようなことがあってはならない。
>政権を追い込めば野党の勝利という発想は、自民党政権が盤石だった時代の遺物だろう。
いま野党の力は強く、政策決定に主張を反映させることも十分可能だ。
それこそが勝利だと、なぜ発想を転換できないのか。

■前原外相辞任―外国人と政治献金
>どうにも、もやもやが残る。
>今回、ことさらに「国益」をうんぬんし、「外交問題が起こった時にどちら側に立つか」と問うような批判は、
当たっていたのだろうか。

今日はダブルで国益うんぬんでっせ

209 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 06:29:02.24 ID:5vVmhlkF0
>政権を追い込めば野党の勝利という発想は、自民党政権が盤石だった時代の遺物だろう。
>いま野党の力は強く、政策決定に主張を反映させることも十分可能だ。それこそが勝利だと、なぜ発想を転換できないのか。

麻 生 時 代 に 言 え 。以上
しかしネタ以外で読んでる朝日の読者ってこういうダブスタも疑問に思わないほど頭が悪いのか?
以前からの疑問。

211 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 07:11:16.30 id:Lm3OqGSS0
朝日って過去の自分たちが書いたことを読み返さないの?ダブルスタンダードがひどすぎる。

212 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 07:48:12.62 id:foKKim3k0
>政権を追い込めば野党の勝利という発想は、自民党政権が盤石だった時代の遺物だろう。
>いま野党の力は強く、政策決定に主張を反映させることも十分可能だ。それこそが勝利だと、なぜ発想を転換できないのか。

それを行ったとしても朝日含むマスコミが野党の勝利だと伝えるのか疑問だわな
自民党政権時の国民の暮らしはどうでも良いと思ってたのかね朝日さん

213 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 08:01:06.00 id:IzkZMVF20
■前原外相辞任―いつまで続く泥沼か
毎度の事ながらこの手の社説には全く説得力がありません。
それどころか書けば書くほど朝日新聞らマスコミに対する憎しみが募る。

>政権を追い込めば野党の勝利という発想は、自民党政権が盤石だった時代の遺物だろう。

自民党政権が盤石だった時代」と言うのなら、その時代は衆参両院で自民党過半数を持っていた竹下内閣までである。
もう少し譲歩(?)した場合でも、最後の自民党単独過半数内閣である宮沢内閣までだ。以降自民党は連立内閣ばかりとなる。
つまり「自民党政権が盤石だった時代」ではないのに、民主党
目先の衆院解散を狙って対決姿勢を強め、予算案や関連法案の修正協議に応じない、
事の軽重を問わず政争の具とする。あくなき攻撃あるのみ、
という事をやり続けて政権を獲得した。
つまり朝日新聞の言うことは民主と自民が攻守交代したら報道ルールを突如変更するというイカサマ報道でしかない。

>いま野党の力は強く、政策決定に主張を反映させることも十分可能だ。
>それこそが勝利だと、なぜ発想を転換できないのか。

この言い草には全く説得力は無い。
なぜなら「政策決定に主張を反映させる」とはつまり連立内閣の一員になることと意味が全く同じだからだ。
連立内閣の一員に対するのと同じ注文を連立内閣に入らない野党に対してするのはおかしい。
この手の社説(自民党民主党政権運営に協力せよ!)をどうしても書きたければ、
民主党自民党は大連立せよ!と主張するしかない。
ところが朝日新聞は大連立を非難する立場だ。大連立を非難しながら、野党に政府に対する協力を求めるのは筋違いである。

214 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 08:01:16.68 id:zMPHrA2g0
民主党がやってたことと同じことを自民党がやろうとすると「そんなのみとめないー!!」
だもんなw
そりゃ「お前寝ぼけてんのか?」って言われても当然だよな、朝日
寝ぼけてるんじゃなくて故意にやってるんだろうけど
何せ「小沢をおろせば全力で菅内閣を支援する」って約束したらしいからな、朝日

215 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 08:02:14.34 id:IzkZMVF20
■前原外相辞任―外国人と政治献金
>どうにも、もやもやが残る。

結論から言うと、もやもや、などというヘンなものは残らない。

>いくつかの例から見えてくるのは、日本の政治や選挙と外国人の間の線引きが実はあいまいで、
>政治家の都合で左右されている現実だ。

「政治家の都合」などとはデマ飛ばすな!政治家が外国人から献金貰うのを容認するな!
日本人と外国人の違いは国籍だ!線引きはハッキリしている。

>外国人の中でも在日韓国・朝鮮人の人たちは、日本に根を下ろしてすでに3世代、4世代目だ。
>国籍取得の手続きや自身のルーツへの思いから、外国籍を持ち続けている。

3世代、4世代目だろうが、外国籍を持ち続けている、だから外国人だ。当ったり前だ。

>一方で、日本人と同じように税金を納め、生活空間をともにし、政治を含めた地域社会に組みこまれた存在だ。

まず「外国人は税金を納めなくてよい」などというルールは無い。
日本に住んでいるのだから生活空間が同じになってしまうのも当たり前。

>きちんと住民の一員として認めてほしいと、地方選挙権を求める運動も起きている。

地方選挙権を求める運動・・・、それこそが

>国家間の諜報(ちょうほう)

そのものじゃねーか!論じていいんだよ!国家間の諜報(ちょうほう)をな。
朝日新聞の言うとおり、在日韓国・朝鮮人は地方選挙権を求める運動を行っている。
そんな者たちが政治家に献金している、しかも与党の、しかも現役の外務大臣献金している。
選挙権をよこせと要求している外国人グループの構成員からの献金だ!より重大な問題のあるケースである。

>今回、ことさらに「国益」をうんぬんし、「外交問題が起こった時にどちら側に立つか」と問うような批判は、当たっていたのだろうか。

ズバリ、当たっていたというほか無い。
それよりも、前原以外に外国人から献金を受け取っている議員がいないかどうか、全国会議員対象の調査をやろうという動きが
政府与野党共に見当たらないのが気になる。まさか・・・といった嫌な予感もある。
こちらの方を問題にしろ! 外国人からの献金・・前原一人じゃないはずだ!

216 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 09:03:56.65 ID:3EhLhH9s0
■前原外相辞任―いつまで続く泥沼か
>野党が目先の衆院解散を狙って対決姿勢を強め、予算案や関連法案の修正協議に
>いつまでも応じなければ、いずれ政府機能の停止や金利の上昇といった
>危機が現実になりかねない。(略)
>いま野党の力は強く、政策決定に主張を反映させることも十分可能だ。

だって野党の批判も気にせず予算案だけは衆院通過しちゃったので事実上決定ですからね
今後は与党がこれを盾に
「予算が執行できないのは野党のせい」と責任転嫁するのは目に見えてますから

■前原外相辞任―外国人と政治献金
外資系企業の献金規制をめぐっては2006年、国内で上場して5年以上たっていれば可、
>と規正法が改正された。国際化で外資が50%超になっても企業献金できるようにしたものだ。
自民党は解禁を提案したが、このときは民主党が「外国勢力が特定の意図で政治家に
>影響を与える懸念がある」といい、上場年数の要件がついた。

邪推すれば党員やサポーターの国籍を問わない民主党
自民への大口外国資本をふさぐことで在日外国人支持を囲い込もうとしたとも見えますねw

>在日外国人の献金は確かに法に触れる。だが、国会や街中の議論で「外国人献金問題」と
>抽象化した瞬間、焼き肉屋のおばちゃんのいきさつは消し飛び、
>まるで国家間の諜報(ちょうほう)を論じるようだ。
>その間に互いに本音で話しあえる大切なものが落っこちていないか。

そんなのは政治の関わらない場所でやれ、でFA
少なくとも今回の問題の本質は触法行為か否かがスタートだ

217 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 09:52:08.66 id:NWm4Fmdz0
>ただ、政権打倒の「政局」政治に傾くあまり、国民の暮らしを犠牲にし、
国益を損なうようなことがあってはならない。

いやいやいやいやいや。それを主導してきた朝日新聞が言っちゃあ終しめえよ。

>政権を追い込めば野党の勝利という発想は、自民党政権が盤石だった時代の遺物だろう。

自民党政権が崩壊しかけて、日本の経済が危機だったついこの間まで、
それを率先してやってきた朝日新聞が言っちゃあ終しめえよ。

218 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 09:55:38.21 id:jOSNV4PL0
>日本の政治や選挙と外国人の間の線引きが実はあいまいで

だからその線引きをするのが法律なんだろうが
で、法律は焼肉屋のおばちゃんでもダメと言ってるんだろうが
遵法精神のなさがすごいな

219 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 09:58:37.39 id:NWm4Fmdz0
子どもの頃から知り合いの近所の焼肉屋の親切なおばちゃんが
政治献金までしてくれた。おばちゃんに頼まれたわけじゃないけど、
竹島の領有権は放棄しよう。うん。技術移転もしよう。うん。

子どもの頃から知り合いの近所の中華屋の親切なおばちゃんが
政治献金までしてくれた。おばちゃんに頼まれたわけじゃないけど、
尖閣の領有は放棄しよう。うん。技術移転もしよう。うん。

子どもの頃から知り合いの近所のスナックの親切なおばちゃんが
政治献金までしてくれた。おばちゃんに頼まれたわけじゃないけど、
北方領土は放棄しよう。うん。ロシアに技術移転もしよう。うん。

もやもやがすっきりとれた。

220 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 10:13:11.03 id:w4oRaF760
アサピーさん、曖昧なのはマスコミや市民団体の中だけであって
世間では外国人との境界はっきりしとるよ。寧ろ、曖昧にして政治利用してるのがアサピーだよね。
勿論、これは人付き合いとしての外国人とは別物だけど。

221 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 10:13:40.30 id:Dt9EqKFc0
>ただ、政権打倒の「政局」政治に傾くあまり、国民の暮らしを犠牲にし、
国益を損なうようなことがあってはならない。
> 野党が目先の衆院解散を狙って対決姿勢を強め、予算案や関連法案の修正協議に
>いつまでも応じなければ、いずれ政府機能の停止や金利の上昇といった危機が現実になりかねない。

前原自身は早期解散総選挙を望んでいるそうだ。社説とは反対にむしろ政権の不当な延命が危機を招く。
内閣が国民の支持を失ったら選挙で国民の信任を問うことの重要性を語っていたのは朝日新聞だった。
社説子は二枚舌は止めたほうが良い。急がば回れ

222 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 10:41:07.01 id:cWlUn9y20
■前原外相辞任―いつまで続く泥沼か
■前原外相辞任―外国人と政治献金
凄ぇ・・・前原2本立てか。
ここの住民がスルースルーと囃したてた翌日だ。
朝日社説子、ここ読んでんじゃねーの?w
ひとます社説子の頑張りは評価しよう。w
しかし内容はといえば「在日に寛容になろう」的な人情紙風船路線で、
「もやもや」といい論理の欠片もないな。
つーか社説子さん、在日の知り合いが大勢いなさるんですなぁ。w

223 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 10:52:46.39 ID:Uk+R7Mqh0
>計25万円の政治献金が「国益が損なわれる」ほどのことだったのか。

気持ちが揺らぐへたれ政治家なら、25万で国益を損なっただろうね。
てか、おまえ菅擁護の「方便」が目立ちすぎ。
ため息が出るよ。沈みかけた泥舟は国益をそこなうだけだ。そう思わんか? w

228 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 11:41:47.57 id:umxZNhc0O
朝日はダブルスタンダードなどではない。反自民、親中で終始一貫している。
反自民であれば党を問わず支持する。親中姿勢を示せば自民でも支持する。
ある意味ブレない宣伝機関だ。

229 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 12:03:11.82 id:JPEU4jI20
週金もそうだけど、要するにサヨクにとっては
法治主義という概念はどうでもいいものなんだよな
連中の理想とする中国が
法治主義とは程遠い社会だということも考え合わせると


233 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 13:08:40.72 id:uj3dV16/0
昨日の社説
■主婦の年金―政争の具とは愚の骨頂
政争の具にし続けるのなら

今日の社説
■前原外相辞任―いつまで続く泥沼か
事の軽重を問わず政争の具とする。

連日「政争の具」「政争の具」と馬鹿の一つ覚えみたいにwwwww

234 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 13:38:18.79 id:FlelXfqE0
漢字の読み間違いは国益を著しく損ねるが、明確な犯罪である違法献金(外務大臣が外国人から金を貰ったという前代未聞の事態)は国益を損ねることは無い

ということだな
日本って人治国家だったっけ

236 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 16:04:29.00 ID:23SPgOjZ0
中身の薄い社説である。

■前原外相辞任―いつまで続く泥沼か
討匪行だな。何処まで続く泥濘ぞ。
満蒙の闇晴れ渡る、というエンディングは、迎えられそうに無いけれど。
ポイントは、諸兄も既に指摘しているが、やはり『政権を追い込めば野党の勝利という発想は、
自民党政権が盤石だった時代の遺物だろう。』だな。
この社説の要点はこの一文だけで、笑い所もここに集約されている。

■前原外相辞任―外国人と政治献金
『もやもやが残る』から始まり、『落っこちていないか』『当っていたのだろうか』と、問いか
ける言葉で締める社説子。
残りは新聞記事の引用レベルの文字の羅列に終始している。
阿呆奴が。それは論ではない、感想文だ。
感想文の内容も、お粗末な感情論。

237 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 16:13:16.97 ID:S+7zlISR0
いや〜、さすがに今日の2本目はすごいねw
魚拓ものだね。

議員による口利き、パー券買による不法献金、在日組織を通じた票の取りまとめを
こうもあからさまに追認するとはなw
従来の立場と全く逆ではないか。しかも、それらは政治家のご都合主義ときたもんだw

それに飽き足らず、納税を実質根拠とした、相変わらずの参政権論議
一貫性を欠く非論理的いわゆる新聞社は、大切なものを落としているよなw
本音(少なくとも事実関係ではウソをつかないという意味)で話し合えない人間たちがいる
ことを教えてくれるいい社説ですねw

239 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 18:21:33.66 id:WrII+riz0
これだろ。

朝日が菅内閣を社をあげて支援約束、菅と取引
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mass/1296322715/l50
菅首相の奇妙な自信には理由がある。実は、今回の内閣改造には大メディアが大きく関与している。
与謝野氏が読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社会長と極めて近いことはよく知られている。
だが、菅首相に直接、与謝野起用を進言したのは、読売のライバルの朝日新聞の編集幹部だという。

菅側近が打ち明ける。
「改造前に総理が最も憂慮していたのはメディアの風当たりが強くなっていることだった。
そこで昨年末に各紙の幹部とお忍びで会談を重ねた。

中でも総理が信頼する朝日の編集幹部は、消費税引き上げと環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加、
小沢切りの3 点セットを断行すれば菅内閣を社をあげて支援すると約束して、与謝野氏起用を強く進言した。

読売がこの人事を歓迎するのは想定内だったが、“天下の朝日”の後押しが迷っていた総理を動かした」

この編集幹部は紙面でも、民主・自民の大連立など、菅長期政権の可能性に言及している。
実際、与野党から総スカン状態の与謝野氏の入閣だが、大メディアは揃って歓迎した。

http://www.news-postseven.com/archives/20110124_10793.html

240 :文責・名無しさん:2011/03/08(火) 19:06:01.20 id:sKU/AhGr0
>>239
もうじき民主党政権が終わったら、各社その2年間を振り返る記事を載せるんだろうけど、
朝日だけ猛烈に浮きそう。
他社が脱税、政治資金規正法違反、迷走の2年間を酷評する中で、
朝日だけ、悔しさをにじませた妙な擁護記事をのっけんだろうな。

朝日社説全文は以下
*****************************
前原外相辞任―いつまで続く泥沼か
 菅直人政権は泥沼にはまり込んで、出るに出られないようだ。

 予算関連法案の成立のメドが立たないところにもってきて、重要閣僚の一人である前原誠司外相が辞任した。

 首相の窮状は言わずもがな、日本外交にとっても就任半年足らずの外相交代は痛手というほかない。

 事態を真摯(しんし)に受け止めよ、改めて政権の立て直しに臨め。同じ言葉をまたも繰り返さなければならないことが、もどかしくてならない。

 前原氏は政治とカネの問題で不信を招いたと謝罪した。法の禁じる在日外国人からの献金受領は、外相として脇の甘さを批判されても仕方がない。

 しかし、献金そのものというより、「職にとどまることで国政課題が滞ることを避ける」(前原氏)ことを重く考えての身の処し方だったのだろう。

 辞任しない場合、自民党などは参院に前原氏の問責決議案を提出する構えをみせていた。予算案の審議のさなかに問責が可決され、国会が止まることはなんとか避けたい。そんな判断があったに違いない。

 衆参ねじれの下、参院で多数を握る野党は、法案のゆくえのみならず、閣僚の進退まで左右できる。その力を再びまざまざと見せつけた。

 前原氏が辞めても、野党の政権批判が緩む気配はない。むしろ勢いづき、二の矢、三の矢を放ってきそうである。当面の標的は、主婦の年金救済問題で批判を浴びている細川律夫厚生労働相だろうか。「辞任ドミノ」と取りざたされるような惨状である。

 むろん、政権を監視するのは野党の大切な役割だ。閣僚に問題があれば、追及するのは当然である。

 ただ、政権打倒の「政局」政治に傾くあまり、国民の暮らしを犠牲にし、国益を損なうようなことがあってはならない。

 野党が目先の衆院解散を狙って対決姿勢を強め、予算案や関連法案の修正協議にいつまでも応じなければ、いずれ政府機能の停止や金利の上昇といった危機が現実になりかねない。

 事の軽重を問わず政争の具とする。あくなき攻撃と報復の応酬にふける。これでは腰を据えた政策遂行は望むべくもない。議論し、調整し、物事を決めていくという政治本来の役割の自己否定であり、空回りというほかない。

 政権を追い込めば野党の勝利という発想は、自民党政権が盤石だった時代の遺物だろう。いま野党の力は強く、政策決定に主張を反映させることも十分可能だ。それこそが勝利だと、なぜ発想を転換できないのか。

 翻って菅首相も、社会保障と税の一体改革を含む多くの懸案を与野党協議を通じて解決していこうというなら、「辞を低くする」という作法をもっと身につける必要があるのではないか。

*****************************************************
前原外相辞任―外国人と政治献金 
どうにも、もやもやが残る。

 焼き肉店を経営する在日韓国人の女性は、中学2年で父親をなくして近所に越してきた前原誠司氏を、息子のように思って付き合ってきたという。彼女からの年5万円、計25万円の政治献金が「国益が損なわれる」ほどのことだったのか。

 政治資金規正法は外国人や、外国資本が過半数を占める企業からの政治献金を原則禁じている。日本の政治への外国の関与や影響を防ぐためだ。

 パチンコ店を営む在日韓国人の男性は以前、こんな話をしていた。

 出店をめぐる問題などで商売柄、国会議員から市議会議員まで、どうしても政治家とはつきあわざるを得ない。金の支援は外国人からと分からぬように、献金者の記載義務がない範囲で、たとえばパーティー券なら20万円までにしておく。秘書とのあうんの呼吸だという。

 外資系企業の献金規制をめぐっては2006年、国内で上場して5年以上たっていれば可、と規正法が改正された。国際化で外資が50%超になっても企業献金できるようにしたものだ。自民党は解禁を提案したが、このときは民主党が「外国勢力が特定の意図で政治家に影響を与える懸念がある」といい、上場年数の要件がついた。

 こんな話もある。

 在日本大韓民国民団の各地の事務所には、選挙が近づくと、いろんな党の候補者が入れ替わり、あいさつや推薦依頼に来るという。もちろん、外国籍の人に選挙権はない。だが日本人と結婚すれば子どもは日本国籍も持ち、事業をしていれば日本人従業員がいる。在日の人たちが多く住む街では、無視できない存在だからだ。

 いくつかの例から見えてくるのは、日本の政治や選挙と外国人の間の線引きが実はあいまいで、政治家の都合で左右されている現実だ。

 外国人の中でも在日韓国・朝鮮人の人たちは、日本に根を下ろしてすでに3世代、4世代目だ。国籍取得の手続きや自身のルーツへの思いから、外国籍を持ち続けている。一方で、日本人と同じように税金を納め、生活空間をともにし、政治を含めた地域社会に組みこまれた存在だ。きちんと住民の一員として認めてほしいと、地方選挙権を求める運動も起きている。

 在日外国人の献金は確かに法に触れる。だが、国会や街中の議論で「外国人献金問題」と抽象化した瞬間、焼き肉屋のおばちゃんのいきさつは消し飛び、まるで国家間の諜報(ちょうほう)を論じるようだ。その間に互いに本音で話しあえる大切なものが落っこちていないか。

 今回、ことさらに「国益」をうんぬんし、「外交問題が起こった時にどちら側に立つか」と問うような批判は、当たっていたのだろうか。