『戦闘機選定―ステルスにこだわらず』:「ステルス?ふざけんな中国様が不利になる!」(嘲)とのたもう朝日社説

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サラリーマンやってる猫の一匹集会所
【朝日社説】「ステルス?ふざけんな中国様が不利になる!」(嘲)
2011/05/08 10:11

5月8日付朝日新聞社
http://www.asahi.com/paper/editorial20110508.html#Edit2
戦闘機選定―ステルスにこだわらず
 老朽化が進む航空自衛隊のF4戦闘機の後継選びが、本格的に動き出した。日本が保有する3機種、約260機の戦闘機のうち、最も古いタイプに代えて約40機が更新される。
 総計1兆円近い大型調達となる。財政難を踏まえ、多角的な視点からバランスよく熟慮し、国民にわかりやすく説明する。そうした姿勢で、政府は最善の選択に努めなければならない。
 防衛省は先月、関係国の政府や企業向けに機種選定の説明会を開いた。9月末までに性能や価格などを提示してもらい、比較検討して年内に決定する。

●本の防空はかつてなく厳しい環境下にある。戦闘機の潮流は、レーダーで探知されにくいステルス性や高運動性をもつ第5世代機の時代だ。「最強」といわれる米国のF22や欧米が共同開発中のF35に続き、ロシアや中国も開発を急いでいる。

 そうした中で、国際情勢にあった性能や、米軍との相互運用性など能力面を考慮に入れるのは当然だろう。しかし、留意すべき点はそれだけではない。
 この30年で戦闘機の価格は約3倍に跳ね上がっており、抑制的な防衛予算とどう折り合いをつけるのかという難題がある。
 軍用技術の秘匿度も高まっており、ステルス機だと国内でのライセンス生産ばかりか維持・修理も難しく、日本の航空機産業への打撃が予想されている。
 今回の選定は、ステルス性の高いF35、ステルス性では劣るが総合力では引けを取らない米国のFA18、欧州のユーロファイターの3機種の競争になる。
 それぞれ一長一短がある。
 例えば、空自が本命とみるF35は開発が遅れており、価格も格段に高くなる見込みだ。

 また、●同機が誇るステルス技術は本来、ひそかに敵陣深く侵入し、相手を攻撃する手段として開発された。空自の想定する防空戦でも強みを発揮するが、対抗技術の猛追もあり、それだけでは決め手とならない。

 日本として後継機のステルス性に重きを置くことが、どのような得失につながるのか、冷静に見極める必要があろう。
 昨年末に決まった新たな防衛計画の大綱は、自衛隊の機動性を高める「動的防衛力」という考え方を打ち出した。戦闘機による警戒・監視活動は、その中核を担う。
 しかし、予算制約が深刻さを増す中、空自の今の規模の固守も、性能の格段の向上も、という欲張りが通るだろうか。

●戦闘機の保有数や部隊編成に切り込むくらいの発想の転換があっていいのではないか。
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>日本の防空はかつてなく厳しい環境下にある。戦闘機の潮流は、レーダーで探知されにくいステルス性や高運動性をもつ第5世代機の時代だ。「最強」といわれる米国のF22や欧米が共同開発中のF35に続き、ロシアや中国も開発を急いでいる

という現状認識までは結構なんですが、そこから導き出される結論が昔ながらの結論であります。
曰く、

>ステルス技術は本来、ひそかに敵陣深く侵入し、相手を攻撃する手段として開発された

として、「ステルス機は侵略兵器だから持つな!」という本心が丸見えです。国産輸送機の航続距離が短いのも、空中給油機の導入が遅れたのも、全ては「航続距離が長いのは侵略兵器だ! 航続距離を長くするのも侵略兵器だ!」などと反日左翼勢力が国会の内外で大騒ぎしてきたがためであります。今度の標的はステルス機ってことですか、朝日新聞サン(呆)。
そして朝日はさらに曰く、

>戦闘機の保有数や部隊編成に切り込むくらいの発想の転換があっていい

として、「空自は戦闘機を減らせ」と露骨に要求しています。
何のことはない、「日本の防空はかつてなく厳しい環境下にある」、「ロシアや中国も開発を急いでいる」というのは、単に自分の主張が荒唐無稽な空理空論に発するものではないかの如く装うための枕詞であって、実際には「自衛隊は廃止しろ! 中国様が日本を解放する障害になるじゃねぇか!」という千年一日の反日支那イデオロギーに基づく、結論ありきの売国アジテーションに過ぎない社説であります。