朝日社説『野田新内閣スタート―「合意の政治」への進化を』:朝日はいったい何回「自民党時代に言え」といわせるのだ

http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mass/1314576645/
●●●朝日の社説 Ver.160 より

2011年09月03日(土曜日)付 朝日新聞社
■野田新内閣スタート―「合意の政治」への進化を
・政治改革の93年組
・なじまぬ「対決型」
・二重苦の国会で

http://www.asahi.com/paper/editorial20110903.html

132 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 05:09:06.82 ID:+PIqr/Pc0
> 年金などの社会保障制度は、政権が交代してもくるくる変えられない。その財源の手当ても
>与野党共通の重要課題だ。だからこそ、与野党が協力して一体改革に取り組んだほうがいい。
> いまこそ、「対決の政治」を「合意の政治」へと進化させる好機なのだ。

昨日といい今日といい、よくここまで手のひら返せるもんだなあ

133 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 06:07:04.44 id:FK7SmebwO
平気で発言が矛盾するキチガイだもの。

135 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 06:39:21.86 ID:v/oWyX+R0
いったい何度目の「自民党時代に言え」だ朝日?
そして今回も言わせてもらおう。
「いいかげんなにをやっても終いには自民が何とかしてくれるというサヨクの甘えを捨てろ。今の与党は民主だ」

137 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 07:59:01.00 ID:9Yctimbz0
■野田新内閣スタート―「合意の政治」への進化を
>それが2大政党による政権争奪選挙の時代になると、野党は倒閣にひた走り始めた。
与野党間の政争が日常化し、こんな問題で対決するのかとあきれられる場面が増えた。

嘘をつくな。民主党野党第一党だった時、小沢一郎がこれを行っていた時、誰もあきれなかった。
なぜか!?
マスコミ(報道会社)が、「あきれるぜ」という報道をしなかったからだ。
その時「合意への政治」へ進化せよ、などと朝日新聞は言わなかった。

この手の言い草には腹が立つ!
なぜか!?
好ましい者(この場合民主党)が、政権を奪取した途端に、政権側に有利なようにルールを変更するからだ。
従軍慰安婦問題で韓国やアメリカに対しても非難をしなくてはならない筈なのに、それをしない。
「人道に対する罪」「平和に対する罪」とやらでアメリカ人、ロシア人、中国人が誰も処刑されていないと、
非難をしなくてはならない筈なのに、それをしない。
それと同じだ。公正ではない。
再び政権交代したら、朝日新聞など今日書いた事と反対の事を書いて「徹底対決万歳!」となるに違いない。

自民党へ提言したい。2大政党制で安易に合意路線に舵を切れば、翼賛政治体制だ。
「合意の政治」などしてはならない。
2大政党である以上、対決するのは宿命だ。それが2大政党制ってもんだ。
とりあえずは親北朝鮮政治団体への巨額献金問題という、民主党の「政治とカネ」の問題で対決するべきだ。
首相自身に金銭疑惑が無くても「政治とカネ」で攻撃できるという前例は安倍政権時に既に作られた。対決するべきだ。
地震原発を理由にウヤムヤにしてはならない。これらの犠牲者を民主党の不正を許すための道具にしてはならない。


138 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 08:00:55.91 ID:9Yctimbz0
>国会で飛び交うであろう「選挙目当て」の甘言の実現性を確かめ、その信用性を聞き分けるかどうかだ。
>政治を変えるのは結局のところ、有権者である。

何が「有権者である」だ。責任を国民になすりつけやがって。報道会社の責任はどうした?
民主党マニフェストの信用性を聞き分ける能力が無かったのは、朝日新聞の方だ!報道会社の方だ。

この社説に決定的に欠けている事がある。
将来、民主党が政権与党でなくなっても 「合意への政治」への進化を、と絶対に言い続けるという文言が、
社説のどこにも書いていない。
そのため、信用性は無い。この社説が将来嘘にならないという確証が、どこにも無い。

139 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 08:29:18.95 id:Sb3C7ZjP0
         自民党政治が終わってよかったよかった
(-@∀@)    野田内閣の布陣は評価する。今度こそ本当の民主政治体制だ
          だから自民は協力しろわかったな

          ちなみに、社会党時代の牛歩戦術や審議拒否といった派手な抵抗な、
          あれは政策だ。実績をあげることで存在意義を示したんだぞわかったか

140 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 08:36:58.60 id:JbxpvUai0
>金権腐敗を指弾された自民党政治の終焉(しゅうえん)を改めて見る思いだ。

小沢が新進党をつくり自民党から分派したとき、当時言われたのは金権腐敗の連中が
自民党から出て行ってくれたということ。これは今でも鮮明に覚えている。社説子も承知のことだろう。
そして時代は下り金権腐敗の遺伝子はどうやら今の民主党に引き継がれたようだ。
むしろ自民党は清潔になった。
国会末期、菅のカネの問題で揺れた。あれを朝日は不問に付すのだろうか。
これこそ国を売る民主党的腐敗。目をつぶってよいわけがない。

141 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 08:38:07.94 id:ngADODpe0
民主党の成長を待っていたら点の政策で修復が聞かないくらい日本がボロボロになるぞ。
イデオロギー対決がとっくに終わっているのなら現実を見て批判すべきは批判するという態度で臨まなければ誰も信用しない。
特に首を傾げたくなる人事は国家公安、防衛、財務の3つだろう。
タテマエで言えば党内融和だが思想的に不適任な人材が見え隠れしている。
首相の靖国参拝云々以前に彼らの思想をチェックしなければ適材適所など誰も信用しない。

142 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 08:45:33.33 id:YXbZmdHA0
自民党が与党、民主党が野党の時代には「一刻も早く解散総選挙を」「野党の戦術は政策だ」
「野党は徹底した対決姿勢を」「首相は漢字も読めない」で

民主党が与党、自民党が野党の時代には「いまは緊急の時だ(だから「解散総選挙」とは絶対言わない)」
「野党の対決姿勢は卑劣」「野党は与党に妥協しろ」「(菅の答弁書の漢字にふりがなをふりまくってた
ことについては)徹底してだんまり」の朝日

卑怯以外の言葉が見当たらない

143 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 10:06:24.26 id:cSJP9Cds0
>それが2大政党による政権争奪選挙の時代になると、野党は倒閣にひた走り始めた。

それが二大政党制だよね。戦前もそうだった。だから戦後日本は2大政党制はやめた。
「歴史に学べ」がご都合主義のことである朝日にはわかるまい。

144 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 10:27:58.42 id:WQzyBOhD0
朝日がここ最近書いている自民党批判社説。すべて民主党に当てはまるんだが。
朝日新聞ここまで醜い民主党支援をしていて恥ずかしくないのか?

145 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 10:29:59.14 ID:99nMHRGk0
朝日を購読している奴って、こんな社説毎日読まされて疑問に思わないの?

146 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 10:34:03.99 ID:GD/CCWTU0
朝日がいくら必死になっても、次の選挙で民主党はもうだめでしょ。
政治の素人集団の集まりってことが国民に知れ渡ったもの。
せいぜい朝日は必死に民主党を支援してください。

147 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 10:42:40.64 id:iW171awV0
■野田新内閣スタート―「合意の政治」への進化を

>首相は党代表選のときに「支持率はすぐ上がらない。だから解散はしない」と語っていた。
>その言葉を政権の布陣でも実証するかのようだ。
>解散風に右往左往する政治を改める一歩になるならば、いいことだ。

なにが、、(-@∀@)<いいことだ。(きりっ!)だ? 糞新聞。
リーマンショックの時に麻生が
「現在は危急の時、経済対策が最優先だ。解散の時期は私が決める」
つーたらお前らは何て書いてた? ぇ?
「居座り」だの「漢字か読めない」だの「バー通い」だの書き散らかしやがって。
まだ3年も経ってないだろうが。前に書いた物を読み返してから書けや、な?痴呆新聞。

>金権腐敗を指弾された自民党政治の終焉(しゅうえん)を改めて見る思いだ。

そんなもん、とっくに終わってたつーの!
小泉・福田・安倍・麻生個人に金権腐敗があったか?無かったろうが。
金権腐敗は、とっくに終わってたんだよ。
しかし民主政権になってから、小沢・鳩山・管・前原・・・
腐敗のオンパレードじゃなーかよ! ちゃんと報道しろや、阿呆新聞。

148 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 10:45:18.19 id:iW171awV0
>それが2大政党による政権争奪選挙の時代になると、野党は倒閣にひた走り始めた。
>与野党間の政争が日常化し、こんな問題で対決するのかとあきれられる場面が増えた。

安倍政権・麻生政権の時に、民主の倒閣運動の先頭に立って旗振り回しながら
「国民の信を得てない政権」だの「民意を問え」だの「解散総選挙」だの
狂った様に毎日毎日毎日、社説に書き続けていたお前らが何を言うか。
ひた走ってたのは、お前らマスゴミだったろうが。狂走連合新聞。

>しかし、イデオロギー対立はとうの昔に終わっている。

「日の丸・君が代裁判」でアカ教師が最高裁で敗訴する(当たり前だ馬鹿)と、
脊髄反射で判決にケチつける、イデオロギー闘争まっただ中のお前が何を言うか。アカ新聞。
つーか何を相手に闘ってるんだ? 盲目新聞。

>いまこそ、「対決の政治」を「合意の政治」へと進化させる好機なのだ。

寝言書いてんじゃねーぞ、薄らハゲ新聞。
自民党政権時代は、散々っぱら「熟議の国会」だの書き散らかして
あらゆる法案に対案を出せ、それが二大政党制だ!と民主にハッパかけてたくせに。
忘れたとは言わさんぞ、スネ夫新聞。

149 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 11:57:05.10 id:ZlRHtgGn0
国会が忘れてしまった合意形成の技術を取り戻し

国対政治をやめ党首討論でガチンコ対決しろ、それが開かれた国会の姿だ
与野党の対決を煽ってきたのは朝日ではないか。
これほど平気でダブスタをやりまくる新聞は世界中で朝日だけだぜ。
こんな新聞を800万人の人が読んでるからドイツ人に
「日本人は民度が低い」と言われてしまうんだよ。

152 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 13:36:41.95 id:Y8pw+1N20
>解散風に右往左往する政治を改める一歩になるならば、いいことだ。

ちょwww 解散風を吹かせてきた張本人さんが何をwwwwww

>政治家としての力量不足を危ぶむ声もあろうが、経験を積むことで成長する期待も込めて、前向きに評価する。

おい、まだ何もしてないのに評価ってwwwww
け、経験で成長???? 大臣が????? 勘弁してよwwwww

>そして衆参ねじれが、すべてを止めてしまう。

ねじれが健全な民主主義ではなかったの?????
軍靴の音と庶民いじめの消費税にブレーキは???????

いやあ今日の社説は最高傑作だ。ありがとう。1年後にも読み返してみるわ。
さようなら。

153 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 13:48:34.57 id:Y8pw+1N20
与野党間の政争が日常化し、こんな問題で対決するのかとあきれられる場面が増えた。

ほ、放火魔の楽しみ方wwwwwwwwwww

>政治を変えるのは結局のところ、有権者である。

がはは、うぇーははは、全部有権者の責任wwwwwwwwww

154 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 13:55:16.60 id:Y8pw+1N20
(-@∀@)< 金権腐敗を指弾された自民党政治の終焉(しゅうえん)を改めて見る思いだ。(きりっ!)

(-@∀@; < 在日との違法な金のやりとりは、きれいな違法な金のやりとりを見る思いだ。(きりっ!)

155 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 14:09:33.06 id:Y8pw+1N20
>政治家としての力量不足を危ぶむ声もあろうが、経験を積むことで成長する期待も込めて

>一から勉強している余裕などないテーマだけに、妥当な人事と言えるだろう

(-@∀@;)< いくら褒め上げるためだからって、む、矛盾してないから…
      国家戦略相と厚生労働相以外の大臣は、だ、誰でも務まるから…

156 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 14:09:59.85 id:s5R1W1z3O
グローバル化って支那や朝鮮の御用聞きになることですか?

157 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 14:14:13.36 id:Y8pw+1N20
(-@∀@)< 牛歩戦術や審議拒否といった派手な抵抗は、世論の関心を高め、
     与党に主張をのませるための策だった。(きりっ!)

(-@∀@)<「選挙目当て」の甘言の実現性を確かめ、その信用性を聞き分けるかどうかだ。(きりっ!)

158 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 16:11:14.21 ID:/fDspoui0
■野田新内閣スタート―「合意の政治」への進化を

よくもまあ、恥知らずなことを書けるものだ。

ポイントはふたつ。
『しかし、イデオロギー対立はとうの昔に終わっている』
『政治を変えるのは結局のところ、有権者である』

自民党民主党とのスタンスの違いを全て『イデオロギー対立』に押し込め、それを『終わって
いる』扱いで葬り去ろうということか。
大体において、この『終わっている』などと言い出す人々は、その内容を全く知らないか、知っ
ているからこそ無視しているのか、どちらかである。

最近では『オワコン』とか言うんだっけか。『パラダイムシフト』なんて単語が流行った時代も
あったな。『構造改革』でも『革命』でも『古い上着よさようなら』でも何でもいいけど、こう
いった『今まであったもの』を踏みつけ『新しい何か』を持ち上げようとする言葉はいくらでも
あり、それに乗っかり踊る人々は絶えない。

> 国会で飛び交うであろう「選挙目当て」の甘言の実現性を確かめ、その信用性を聞き分ける
>かどうかだ。

民主党が掲げたマニフェストや、沖縄米軍基地、原発等、様々なトピックについて、朝日新聞
「実現性を確かめ」たりせず、また「信用性を聞き分け」たりもせず、ただ『民主党だから(=
自民党ではないから)』というだけで持ち上げ、また『理念理想が近いから』というだけでもて
はやしたものだが、それについてはどう申し開きをするのか。
有権者のために、情報を提供するのが、報道の役目ではないのか。
しかし朝日新聞はその役目を放棄し、その挙句に責任を『有権者』に丸投げした。
犯罪的である。

159 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 20:16:44.28 id:LpDAs7VqO
政治を決めるのは有権者とかもっともらしいことをいうなら露骨な世論誘導なんかやめろ
ましてや社説など書くな

というか国民が決めた政権に半世紀に渡って反対し続けてきたのはどこのどいつだ

161 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 21:41:31.92 ID:hO+npqH30
民主党が政権取ってから、政策は進まない、自分たちが提言していた政策はうそをついて行わない。
首相は3人目。この状況って国民に信を問うのが普通なのに、一言も言わない。
気持ち悪すぎるだろ朝日新聞

163 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 22:26:39.35 id:s5R1W1z3O
新聞の論説もたまには責任とれよ。言いっぱなしで広告料とれたら終わり?
世論を誘導するなら利益活動よりもやらなければならないことがあるだろう。
それをしないから信用されないんだよ。

164 :文責・名無しさん:2011/09/03(土) 22:39:14.69 id:KQiPB8SZ0
どこかの週刊誌か何かで朝日の社説を恥知らずなところを取り上げてくれないかな。

167 :文責・名無しさん:2011/09/04(日) 03:57:29.93 id:kApZeKLj0
朝日に限らず、ここ最近のマスコミの報道姿勢に一言言いたい。
「挙党一致」や「党内融和」スローガンであって「政策」では決してない。

民主党は結党以来、民主党として一貫した政策を実行したことがない。
ただの一つもない。もちろん、反自民なんてものは政策なわけがない。
真面目な話、ただの一つでも民主がまとまって主体的に提案し、実現
した政策があるなら教えて欲しい。

私が知る限り、そんなものは存在しない、

朝日社説全文は以下
****************************
2011年9月3日(土)付
野田新内閣スタート―「合意の政治」への進化を
 野田新内閣が発足した。民主党の幹部人事と合わせた顔ぶれには、野田首相なりの配慮がくっきりとみえる。

 一つめは党内融和だ。小沢グループからも2閣僚を起用している。その結果もあって、政権全体の印象はかなり地味だ。非議員もいない。内閣の要の藤村修官房長官は多くの有権者にとって「Who?」だろう。

 首相は党代表選のときに「支持率はすぐ上がらない。だから解散はしない」と語っていた。その言葉を政権の布陣でも実証するかのようだ。解散風に右往左往する政治を改める一歩になるならば、いいことだ。

■政治改革の93年組

 二つめは世代交代だ。首相が戦後3番目の若さだし、閣僚には5人の40歳代を配した。菅、鳩山、小沢各氏による民主党トロイカ体制を終わらせ、党を担う人材を育てる狙いも込められているのは明らかだ。

 そして、首相、外相、官房長官、党政調会長という政権中枢が、いずれも1993年の自民党政権崩壊の総選挙に、日本新党などから挑んで初当選した点も時代の変化を象徴する。金権腐敗を指弾された自民党政治の終焉(しゅうえん)を改めて見る思いだ。

 政治家としての力量不足を危ぶむ声もあろうが、経験を積むことで成長する期待も込めて、前向きに評価する。

 三つめは、東日本大震災からの復興と、原発事故対応については担当相を再任し、喫緊の課題で継続性を重視した点だ。

 さらに社会保障と税の一体改革を担う国家戦略相と厚生労働相には、これまで党と内閣で担当してきた政治家を充てた。一から勉強している余裕などないテーマだけに、妥当な人事と言えるだろう。

 この5年で、6人目の首相である。私たちは、この新内閣が懸案を処理していくためには、国会が忘れてしまった合意形成の技術を取り戻し、政策を遂行する能力を身につけるしかないと考える。

■なじまぬ「対決型」

 かつての55年体制では、野党第1党の社会党過半数の候補者を立てず、実質的には政権奪取をめざしていなかった。

 そのぶん、政策で実績をあげることに存在意義を見いだそうとしていた。牛歩戦術や審議拒否といった派手な抵抗は、世論の関心を高め、与党に主張をのませるための策だった。

 それが2大政党による政権争奪選挙の時代になると、野党は倒閣にひた走り始めた。与野党間の政争が日常化し、こんな問題で対決するのかとあきれられる場面が増えた。

 そして衆参ねじれが、すべてを止めてしまう。

 しかし、イデオロギー対立はとうの昔に終わっている。グローバル化出生率低下、高齢社会の制約から、動員できる政策の幅は狭まり、手段も限られている。原発新設の道は事実上閉ざされ、原発が減るのはどの党も認めざるを得ない。

 こんな現実を見据えれば、民主、自民両党の立ち位置に抜きがたい違いがあるようには見えない。折り合える課題はもっと多いはずだ。

 野田首相は、一体改革など三つのテーマについて、民自公3党の協議機関設置を提案した。自民党は応ずるべきだ。

 年金などの社会保障制度は、政権が交代してもくるくる変えられない。その財源の手当ても与野党共通の重要課題だ。だからこそ、与野党が協力して一体改革に取り組んだほうがいい。

 いまこそ、「対決の政治」を「合意の政治」へと進化させる好機なのだ。

■二重苦の国会で

 現状では、野党が反対すれば法案は通らないので、「合意の政治」の主役は実は野党だ。強引な丸のみを要求せず、わかりやすい修正案を繰り出して真摯(しんし)に妥協を探るなら、きっと野党の側が評価される。

 有権者の側も、政党に対する評価の尺度として、政策実現への貢献度をきちんと見極める必要がある。

 いま政治の対立軸は、2大政党の間よりも、むしろそれぞれの党の内側にある。

 たとえば、増税政策を巡っては、民主、自民両党ともに容認派と反対派を抱え込んでいる。これが、政権奪取だけで結束してきた民主党と、政権維持だけで一致してきた自民党という2大政党の悲しい現実だ。

 衆参ねじれと、政策ねじれという「二重苦の国会」に、新内閣は船出していく。

 ますます、解散・総選挙が視野に入ってこざるを得ない国会論戦で、与野党の合意を得られなければ、またしても短期間で沈んでいかざるを得ない。

 この政権の先行きを左右するのは、有権者に違いない。

 国会で飛び交うであろう「選挙目当て」の甘言の実現性を確かめ、その信用性を聞き分けるかどうかだ。

 政治を変えるのは結局のところ、有権者である。